今年5月、舞鶴市に気管挿管認定救急救命士が誕生しました。
「気管挿管」とは、心肺停止状態に陥った傷病者に対する気道確保の一種であり、これを実施することにより確実な人工呼吸を行うことができるものです。
以前以前は、救急隊がこの方法により気道確保を行うことはできませんでしたが、気管挿管に必要な知識を得るための講習を受け、病院の手術室で麻酔科専門医の指導のもとでの実習を終えた救急救命士に限り認められるようになりました。
病院実習は、全身麻酔で手術を受けられる患者様ご本人より同意いただき、麻酔時の気道確保としての気管挿管を救命士が実施させていただく。このことを30症例以上行うこととされています。
麻酔科の先生方はもちろんのこと、患者様、手術室スタッフをはじめ、病院の医師・看護士やその他のみなさんに支えられての実習です。
今回は、その気管挿管認定救急救命士本人により行われた訓練の様子を紹介します。
近年ますます高度な救急活動が期待される中、その期待に応えるべく救急隊も日々学習、訓練等に取り組んでいます。しかし、万一何か事故などが起こったとき近くにいる人が応急手当を行うことが何より効果的です。
舞鶴市消防本部では、定期的に「応急手当普通救命講習」を開催しています。何かあった時慌てることが無いよう皆さんもこの講習に積極的に参加しましょう。
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