全国では、救助出動件数・活動件数の割合の内、交通事故によるものが近年3割強を占め、その対応が重要となっています。今回は、救助訓練の一環として交通救助現場で必要な車両の基本構造について研修を行いました。
はじめに、救助工作車に積載している資機材(スプレッダー、カッター、隙間ジャッキ等)の取り扱いについて、実際に車両のフレームやバッテリー等を目視にて確認し、事故現場における資機材の活用方法や注意事項について研修を行いました。
続いて、車両に関する様々な情報(駆動方式、動力、車重等)についてディスカッションした後、人力で車両を持ち上げるなど大型の救助資機材を使用せずにできる救助方法について研修しました。
また、燃費が良く環境に優しいため近年非常に人気のある内燃機関とモーターを動力としたハイブリッド車については、その需要から今後更なる台数の拡大が見込まれ、その新しい構造は初めて知ることなども多く、実際の交通事故現場での活動方針など数多くの意見が飛び交いました。
今後も、更なる研修を重ね豊富な知識を吸収し、救助の基本である『安全・確実・迅速』をモットーに様々な災害に立ち向かってまいります。
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