最近ニュース等で有毒ガス発生時に宇宙服のようなものを着て活動している隊員を目にしたことはありませんか?あれは通称「陽圧式化学防護服」といいます。今回は災害現場の必需品第12弾としてご紹介します。
陽圧式化学防護服は、ヘルメット・空気呼吸器を着装したまま全身を包み込むことによって隊員を保護し、隊員の吐く息が防護服内に溜まることにより内部を膨らませて陽圧状態に保ち、毒性ガスが人体に悪影響を与える濃度を越える区域においても活動することが出来るように設計されています。
まず、着装は二人一組で行います。そして、災害現場では絶対に二人以上で活動するようにしています。一回の着装で活動出来る時間は、空気ボンベの容量上約20分~25分です。また、重量が約7kgで隊員の活動に負担のかからない軽量構造となっています。
今後も、多種多様な災害現場を想定して訓練に励み、市民の安全を第一に昼夜活動していきたいと思います。
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