今回の救助訓練は、建物内で負傷したと想定した要救助者をロープで担架に縛着して、柱等の固定物を利用した支持点により一箇所で吊り下げて救出する訓練です。この訓練は、安静位(水平)の保持を必要とする要救助者の体位を一定に保ったまま救出することが目的です。そのため隊員は、お互いに呼吸を合わせ要救助者に不安を与えないよう安全・迅速・確実に行動する必要があります。
特に担架降下の際には、担架が障害物に接触する可能性や速度調整のためにも「確保」「降下」「ブレーキ」等の指示・復唱により隊員相互が連携していくことが重要です。
今後もこのような実際の救助現場を想定した訓練を重ねることで、隊員の「安全・確実・迅速」性を向上させていきます。
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