平成23年に発生した東日本大震災や平成7年の阪神・淡路大震災、また、平成17年のJR福知山線脱線事故など、大規模な自然災害や都市型災害、これらの人知を超えた災害により、建物内での閉じ込めや倒壊家屋の下敷きになるなど何万人もの尊い命が失われました。
このような災害現場に対応するべく、建物が倒壊し内部に要救助者が閉じ込められている想定で訓練を実施しました。
鉄筋コンクリートの壁に、エンジンカッター・電動削岩機・鉄ハンマー等を使用して「安全・確実・迅速」に進入口・救出口を作成する知識・技術の向上を目的として実施した訓練(ブリーチング訓練)ですが、技術の習得以外に騒音による隊員間のコミュニケーション障害や、粉じんに対する強制換気の必要性、また、ゴーグルなどの個人装備によるコンクリート片の飛散防止措置など、破壊活動以外の注意点を感じる良い機会となりました。
今後も、救助隊員として、いかなる災害においても冷静に対応できるように、市民の生命・身体・財産を守るため日々訓練に励みます。
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