今年は近年にない大雪となり、積雪による事故・災害が多く起こりました。そこで今回は、雪上における訓練を実施しました。
雪の上を歩くのは、普段より体力を消耗しやすく、雪で障害物も見えなくなるので危険性が高くなります。そのため、先頭の人は一歩一歩確認し、後続の人は前の人の足跡を踏みながら上っていきます。そして要救助者を救出・搬送する際にも細心の注意をはらいます。
雪の上での資機材の使用は、平常とは全く異なります。支点を作成する際、通常樹木等を使いますが、雪の上では救助者と要救助者の体重が支えられるよう雪を踏み固めた場所に杭を何本か差し込み荷重を分散するなど工夫を凝らせ最善の策をとるようにしています。
今回は庁舎裏の駐車場に山積みの雪の上での訓練を実施し、試行錯誤の繰り返しでした。救助隊員は、どのような状況下でも安全・迅速に救出できるよう訓練を積み重ねています。
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