17年前の阪神・淡路大震災及び昨年3月の東日本大震災の教訓を基に消防の任務と震災時の初動体制について再確認することを目的として各種訓練を実施後に、今回新たな取り組みとしてDIG方式を用いた災害図上訓練を実施しました。
DIGとは、Disaster(災害)Imagination(想像力)Game(ゲーム)の略です。
第1想定は、若狭湾において震度6強の地震が発生し、舞鶴に津波が到達するとの想定に基づき、短時間の中で取るべき行動とは何かを議論しました。
第2想定は、もし自分が緊急消防援助隊として出場要請を受け、一週間程度現地で活動しなければならないとなった際、個人的な荷物を準備するのに必要と考えられるものは何かを議論しました。
それぞれの想定を、3つの隊に分かれて議論し、その後、全体で集まり各隊ごとにまとめた案を発表し、共有するというものでした。これにより問題点や自分の隊では気づかなかったことを発見することができ、有意義な訓練となりました。 災害はいつ、どのような形で発生するかわかりません。そういった状況の中で迅速な活動を行うためには、日ごろからイメージするということが非常に重要になってきます。
今後も、有事の際に最善の活動が行えるよう、様々な訓練に取り組んでいきます。
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