ガソリンは自動車や発電機等の燃料として、私たちの生活には欠かせないものです。
しかし、ガソリンの蒸気は目に見えず、空気より重いため、ガソリン携行缶の蓋を開けると可燃性蒸気が出て、地面付近に滞留し、静電気の小さな火花でも火災になる可能性があります。
・ ガソリン携行缶は、直射日光の当たる場所や高温の場所に置かないこと
直射日光の当たる場所や高温の場所にガソリン携行缶を置くと、内圧が上がりガソリン自体又は可燃性蒸気が大量に噴出す可能性がありますので、日陰の風通しの良い場所にガソリン携行缶を置くことが必要です。
・ ガソリン携行缶を取り扱う場合は、周囲の安全確認とエンジン停止を徹底すること
ガソリン携行缶を用いて発電機等にガソリンを注油する際には、ガソリン携行缶の蓋を開ける前に発電機等のエンジンを停止することが必要です。
・ ガソリン携行缶の蓋を開ける前に、エア抜きを行うこと
日陰の風通しの良い場所にガソリン携行缶を置いてあっても、外気温の上昇に伴いガソリン携行缶内の圧力が高くなっている可能性があり、ガソリン携行缶の蓋の開放に伴い可燃性蒸気が噴出す可能性があることから、ガソリン携行缶の蓋を開ける前に、少しずつエア抜きを行うことが必要です
危険物保安技術協会のホームページで、ガソリン携行缶及び灯油用ポリエチレン缶の使い方ついて説明されていますので、参考にしてください。
ガソリン携行缶の使い方
灯油用ポリエチレン缶の使い方
露店における危険物の取扱い及びガソリンを燃料とする携帯発電機の取扱いについては、こちらを参考にしてください。
露店における火災予防のチェックポイント
ガソリンを燃料とする携帯発電機のチェックポイント
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