平成23年3月11日に発生した東日本大震災から5年が経ちました。地震について改めて考え、地震が起きたときの対応や、日頃からの備えについて考えてみましょう。
地震が発生した時、震源地、マグニチュードや震度などがテレビ等の速報で流れます。マグニチュードとは?震度とは?何が違うのかわかりますか?知っている方もおられると思いますが、簡単に説明させていただきます。
マグニチュードとは地震そのもののエネルギーの大きさのことであり、数値が1増えると地震のエネルギーが32倍になります。つまり、マグニチュード1の地震の32個分のエネルギーを持ったものが、マグニチュード2の地震になるのです。つぎに、震度とはそれぞれの場所での揺れ方(我々が生活している場所での揺れ)や大きさのことであり、日本では10段階(0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7)に分けられています。数字が大きくなればなるほど揺れ方は大きくなります。マグニチュードの数値が同じであっても、震源地(地震が発生した場所)が遠ければ震度は小さく、震源地が近ければ震度は大きくなるのです。
つぎに、地震が起きた時の対応について、家の中で起こったとき、家の外で起こったとき、それぞれどのような行動をとればいいのか考えてみましょう。
家の中で起こったとき
・まずは自分の身を守る(机やテーブルの下に隠れる)
・窓や戸を開けて出口を確保する
・飛散したガラスなどに注意する
・あわてて外に飛び出さない
・火の元を確認する(火を使っている場合は、揺れが収まった段階で速やかに消す)
家の外で起こったとき
・ブロック塀などに近づかない
・看板やガラス窓から離れる
・落下物に注意する
・安全な場所で少し様子をみてから行動する(余震の可能性があるため)
地震発生後に何より大切なことは、あわてずに落ちついて行動することです。テレビやラジオなどで情報を得て、確かな行動をとるようにしましょう。
最後に、地震時の備えについて、どのようなものを準備しておけばよいか考えてみましょう。
いざという時に備えて、自宅に防災用品や非常袋などを用意していますか?用意しなければと思っていても、実際に用意していない方も多いのではないでしょうか。用意しておかなければならないものは、個人によって違います。下にはその一例を紹介させていただきますので参考にしてもらえればと思います。
非常用として用意しておきたいもの
・飲料水
・食料品
・医薬品
・衣類等
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・貴重品 など
紹介させていただいたものはあくまでも例であり、自分にとって何が必要か考え用意することが大事だと思います。また、用意しておいたものが後で取りに行けるよう、自宅の倉庫や車に準備しておくと便利です。
地震などの自然災害はいつどこで起こるかわかりません。実際に発生したときに、あわてずに落ちついて行動するために、地震について関心を持ち、地震がいつ来てもすぐに行動できるよう、普段から準備をしておきましょう。
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