消防学校では、朝6時30分の起床に始まり、点呼、清掃、朝食の後、制服に着替えての点検があります。点検では、教官から服装のみだれ(ネクタイの締め方、頭髪、制服のしわ・埃等)がないかをチェックされます。
その後、授業がはじまり、座学、体育、実科訓練等があります。座学では消防に必要な法律から化学までの幅広い範囲を学び、それぞれの教科で効果測定(テスト)があります。体育の時間では学校の外へランニングに行ったり、夏には深さ約3.5メートルのプールを使った水泳訓練があります。
実科訓練では、規律・礼節を身に付けるための訓練礼式、ポンプ操法、救助訓練等があります。夏場に実施されるポンプ操法は辛く、暑い日差しの中、ヘルメットをかぶり、訓練服(長袖)、軍手、長靴の服装でホースを伸ばしたり、巻いたりを繰り返すもので、訓練服の色が変わるほどの汗をかきます。
これらの厳しい訓練を乗り越え、消防学校を卒業すると、それぞれの市町村へ戻り、各所属への辞令交付がされます。
|