平成23年3月に西消防署に配置となりました化学車は、油火災の消火を目的とした泡放水以外に、一般的な建物、車両火災でも有効となる泡放水が可能となる装置を積載しています。
みなさん、化学車後方側面の『CAFS』の文字をご存知ですか?
この『CAFS』 とは、『Compressed Air Foam System』の略で、日本語に略すと『圧縮空気泡消火装置』となります。
一般的に『キャフス』と呼ばれ、舞鶴市消防本部で初めて導入されたこの装置は、水・消火薬剤の混合液に、コンプレッサにより圧縮空気を送り込むことで、消火泡を作り出し放水します。放水された泡は可燃物に付着して広範囲に冷却し消火します。これにより少量の水で消火することが可能となり(水消火の1/17)、水損防止や消防車積載水での有効な消火が可能となります。
また、『キャフス』で使用する泡薬剤は天然系薬剤であるため、環境に優しいだけでなく、ホース内を軽い泡が通過するため消火活動での放水位置の変更など、隊員の負担も軽減してくれます。
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