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ホームページ消防・防災最前線 > 救急活動編:異物除去法について
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 先程まで元気に遊んでいた小さいお子さんや、食事中の人が突然真っ赤な顔色になり、喉を押さえて苦しそうにしている姿を見かけたら、「喉に何かを詰まらせたかもしれない」と考えて下さい。そして、その人に「喉に何か詰まったの?」と尋ねてみて下さい。完全に詰まらせた場合、声も出せないばかりか呼吸ができないからです。呼びかけにうなずけるようであれば直ちに以下の処置を始めて下さい。
 まず、患者本人が咳をすることが可能であればさせて下さい。 しかし、咳をすることができなければ迅速な対応が必要となります。
 この場合、異物除去法として「背部叩打法」・「腹部突き上げ法」の二種類の方法があります。

★ 背部叩打法
 ・ 成人に対する方法
手の付根で左右の肩甲骨の間を力強く何度も連続して叩きます。
背部叩打法は、立った状態や座った状態、横に寝かした状態、
どのような状態でも行うことができます。
 ・ 乳児に対する方法
叩き方は成人の場合と同じですが
叩く位置については、背中の真ん中で行います。

★ 腹部突き上げ法
患者の後ろから手を回します。一方の手で、握りこぶしを作って患者の臍の上方に当てます。もう一方の手を添えてすばやく手前上方に向かって圧迫するように突き上げます。
     腹部突き上げ法を行うと、内臓を損傷している恐れがありますので、異物が除去できたとしても
    病院を受診して下さい。また、乳児と妊婦には行うことはできません。

 以上の方法は全て意識のある患者に行う方法であり、意識・反応がなくなれば直ちに心肺蘇生法に移って下さい。(心臓マッサージにも、異物を取り除く効果がありますので、人工呼吸の際に、口の中を確認して下さい)
 年末・年始はお餅等を食べる機会が多くなると思いますが、特に小さなお子さんやお年寄りの方には、小さく切ってあげたり、ゆっくりと少しずつ食べさせてあげましょう。
 また、喉に詰まらせた方が、泣いていたり喋ることができていれば、呼吸はできているので、あわてずに応急手当を行って下さい。

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