春が過ぎ、皆さんが楽しみにしている熱い夏がやってきます。熱い夏を迎えるにあたり、キャンプや旅行等の計画を考えている方は多いのではないでしょうか?目的地までの交通手段として自動車や新幹線、飛行機を利用される方が大半だと思います。今回は、その交通手段として利用する自動車、新幹線、飛行機に乗っていて起こってしまう可能性がある病気についてお話したいと思います。その病気とは、エコノミークラス症候群(肺血栓塞栓症)です。皆さん、一度は耳にしたことがある言葉だと思います。エコノミークラス症候群が起こる要因はたくさんありますが、狭い空間に長時間同じ体勢でいることで、足の血液の流れが悪くなり、血栓(血の塊)が出来てしまいます。その血栓が歩行等に伴い血液の流れに沿って肺に到達し、肺の動脈が詰まることにより、エコノミークラス症候群の症状を引き起こしてしまいます。
エコノミークラス症候群の症状
・呼吸困難が大半を占めますが、他に胸の痛みや失神発作、全身倦怠感、動悸等があるとされ、最悪の場合は死に至る場合もあり、とても恐い病気です。
エコノミークラス症候群の予防
・狭い空間に長時間同じ体勢でいないようにする
・頻繁に身体を動かす
・水分を多めに摂る
・利尿作用のあるアルコールやカフェインは、脱水を助長させてしまうため、避ける
夏になれば家族や友人との旅行、キャンプ等、遠くへ出掛ける機会も多くなると思います。
皆さんが楽しい思い出を作るためにもこまめな休憩と水分補給を心がけて下さい。
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