救急救命士は救急隊員が行うことが出来る応急処置に加え、救急救命士でなければできない救急救命処置があり、気管挿管はその一つです。
気管挿管とは気道確保の一種であり、救急現場で心肺機能停止状態の重度傷病者の気管内にチューブを挿入し、確実な人工呼吸を行います。
これらを行うことが出来る『気管挿管認定救急救命士』は、救急研修施設等で必要な講習を受け、更に病院の手術室で麻酔科専門医指導の下で気管挿管の実習(30症例 注:患者さんの同意を得た上で実施しています。)を受けた救急救命士が、メディカルコントロール協議会等の認定後、救急現場で必要な傷病者に医師指示のもと気管挿管をすることで救命率の向上を図るものです。
現在も1名の救急救命士が、『気管挿管認定救急救命士』になるために病院で実習を行っています。(舞鶴市消防本部には16名の『気管挿管認定救急救命士』がいます。)
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