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ホームページ消防・防災最前線 > 救急活動編:救命へのリレー 救急事故から子供の命を守れますか?
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救命へのリレー 救急事故から子供の命を守れますか?
その時あなたは・・・我が子のもしも備えて

 ×月×日×時××分・・・
 【119番です火事ですか、救急ですか?】

 
「助けて!!早やく来て!!」
 
【どうされましたか?】
 「子供が飴を喉に詰めたんです!!早やく来てください!」 


 その叫び声は、小さな子供を持つ母親の声でした。我が子が飴玉を喉に詰め、ひどく慌てた様子で119番通報してきたのです。
 通信員が詳しい事情や場所の特定をするためにいくつかの質問をしたのですが、母親は冷静に答えることが出来ず、ただ「早く来てほしい」と悲鳴に近い声での通報でした。
 救急隊が現場に到着すると母親は泣きくずれて興奮した状態のまま救急隊の誘導に出てきました。傷病者(子供)を見てみると顔色も良く、泣いており、口の中を確認しても何も見当たらず呼吸をしている状態でした。 
 救急隊が母親に、「子供さんは、今ちゃんと呼吸も出来ているので大丈夫ですよ、落ち着いてください」とさとしたところ、ようやく母親は落ち着きを取り戻し我に返った状態となったので、子供といっしょに救急車で近くの救急病院に向かいました。
 結局子供は飴玉を飲み込んだことは事実でしたが、呼吸が出来なくなる所へ詰まったのではなかったため大事に至りませんでした。
 しかも母親から詳しい話を聞くと、飲み込んだ瞬間に一瞬驚いた顔になり、その後はずっと泣いていたそうです。 

 
さてこれを読んだ小さなお子様をお持ちの皆さん、どう思われますか?もし、自分の家で同じ事故が起こったら・・・と不安に思われますか?それとも、そんな事故はめったに起こらないから大丈夫。と、思われますか?
 小さなお子さんは何でも口にしたがります。特に飴玉のように大粒で口の中でよく滑る物は、口にしたまま転倒した時などに誤って飲み込んでしまうことがあります。もちろん事故を起こさないようにすることが一番大切なことですが、万が一起こってしまった時に備えて応急手当の方法を学ぶことも大切なことなのですよ。
 
 
自分のご家庭で今回紹介したような救急事故が発生した時、すぐに応急手当が出来るのは、お父さんやお母さん、そして家族なのですよ。お父さん!お母さん!がんばって!!

 
舞鶴市消防本部では月に1回こういった事故のときに素早くできる応急手当の講習を実施しています。参加費無料で消防本部か各消防署で受け付けておりますので、いざという時のために積極的に参加してください。また、地域やお友達グループなどでも講習を実施しておりますので、消防本部か各消防署までご相談ください。

救急まめ知識 お菓子の箱などによく入っている乾燥剤で「シリカゲル」という薬剤があります。これは食品添加物としても利用されている安全なものですので、「シリカゲル」と表示があればお子様が誤って食べてしまっても心配ありません。


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