しかし、心室細動という状態は長続きしません。また、心室細動の状態でなければ除細動は効果がありません。心臓病がもとで脈拍がなくなり、呼吸が止まって、心室細動となって心臓の痙攣が起こっても、数分で痙攣さえも無くなる状態になります。それからでは遅いのです。
酸素供給が停止した脳細胞は数分で障害が起こり始めます。その脳細胞に酸素を送るため、また、心室細動という状態を長く保つため、倒れた人のそばにいる「あなた」の助けが必要です。
酸素不足の脳細胞へ酸素を送るため、また心室細動という状態を保ち救急隊が除細動をできるよう、人工呼吸と心臓マッサージをして欲しいのです。今回、救急隊の判断によって除細動という医療行為ができるようになったわけですが、もっともっと努力し、市民のみなさまが安心して暮らせる町を目指します。みなさまと共に・・・
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