例年この時期に、救急隊員の観察能力と処置能力向上や連携強化を目的とした救急事案想定訓練を実施しております。今回の訓練では救急隊を3隊に分け、それぞれ別の想定で隊活動を行いました。また、傷病者の情報や病気・ケガなどの状態といった想定内容を各隊員には全く知らせない実戦形式としました。
想定内容は、心疾患、脳疾患、外傷と様々で、各隊員は現場での経験や個別の訓練で学んだことを生かしながら実施しました。各隊の訓練後は意見交換会を行い、活動の改善に向けての検討や教養を行い、救急隊全員のレベルアップを図りました。
このように、私たち救急隊は市民の皆様の尊い命を守るため、日頃から訓練を行っております。しかし、救急隊が現場に到着するには平均で約6~7分の時間を要します。この間、市民の皆様が応急処置をしていただくことにより、救命率は飛躍的に上昇します。皆様の大切な家族・友人を守るためにも、多くの方々の普通救命講習の受講をお願いいたします。
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