あなたは初めて訪れた建物で火災等の災害に巻き込まれた時、落ち着いて避難が出来ますか?そういう状況になった場合、誰もが慌ててしまう事が予想されます。火災等により高所からの避難を余儀なくされた場合、この緩降機を知っておくと、慌てる事がなく安全に避難できる大変心強い味方になります。
消防法により、この緩降機などの避難器具の設置が義務付けられている建物もありますが、当本部の救助工作車にも緩降機を積載しています。自分の身の周りに火の手が迫っており、一秒でも早い避難が求められる場合、この器具を使用すれば、一人だけで設定から避難まで出来る大変便利な器具のひとつです。
今回は、この緩降機を紹介いたします。緩降機には建物に備え付けてある固定式のものと、写真のような持ち運びが可能な可搬式のものがあります。
ロープの長さは30メートルあり、建物の9~10階くらいまでの使用が可能となります。ロープの両端にベルト部分が各1箇所あり、交互に上下運動することで複数の人が短時間に避難することができます。
救助工作車には多種多様な現場活動を想定して様々な救助資機材を積載しています。
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