本年4月に発生した熊本地震は記憶に新しいと思いますが、お亡くなりになられた方の多くは建物等倒壊による圧迫死が原因と言われています。
このような災害発生時に円滑に活動すべく、市内の解体予定建物を使用させていただき、倒壊した耐火建物等に閉じ込められた要救助者を想定して、迅速に効率よく捜索・救出する技術であるブリーチング訓練等を実施しました。本訓練では、エンジンカッターやバールさらには削岩機等の破壊用救助資機材を使用し、厚さ約20cmコンクリート床を破壊、1辺約90cmの三角形開口部を設定しました。また、急増する建物救助事故にも対応できるよう、鉄扉の破壊訓練も併せて実施しました。
これらの技術は市内の災害時はもちろん、他府県へ緊急消防援助隊として出動した際にも必要になってきます。有事の際に最善の活動が行えるよう、引き続き、知識の習得及び訓練に努めていきます。
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万能斧を使用しドアノブを破壊 |
破壊する箇所のマーキング実施 |
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携帯用コンクリート破壊器具を使用し
コンクリート斫りを実施 |
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