これまでのホームページ掲載(救助編)で、災害現場の必需品というタイトルでたくさんの救助資機材を紹介してきましたが、第20弾となる今回は災害現場で自分の身を守る装備を紹介したいと思います。
まず、救助隊の基本装備は、ヘルメット、革手袋、編上靴です。さらに、交通救助活動時に必要なゴーグル、夜間活動時には、夜光ベストやヘッドライトを着装します。写真を見てもらえば分かると思いますが、顔の一部を除いて救助服及び上記の装備品で身体が守られています。ゴーグルの着装は、油圧カッター等で車体や窓ガラスの破壊時に、破片等が飛び散っても怪我しないためです。また、夜光ベストは、遠くからでも自分の存在を知らせることが出来るため二次災害の防止にもなります。さらにヘッドライトは、ヘルメットに着装して使用することが出来るため、両手が使え活動範囲が広がります。また、照明が届かない場所でもヘッドライトを点灯させることで活動しやすくなります。
その他にも、現場状況に合わせて資機材を装備することもあります。火災時の防火衣はもちろんのこと、海や河川等での活動時には救命胴衣、高所での活動時には安全ベルト等、NBC災害時には陽圧式化学防護服等を着装します。
私たちはこれらの装備を適切に着装することで、安全に現場活動を行うことが出来るのです。今後もあらゆる災害現場において、まず、自分の身は自分で守る「セルフファースト」を第一に、日頃から装備の維持管理に取り組んで行きます。
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