平成２５年８月１５日に福知山市の花火大会会場において開設された露店で火災事故が発生し、多くの死傷者が発生しました。また、同月４日には東近江市で消火訓練中に参加者が重軽傷を負うという痛ましい事故が相次ぎました。
そこで、引火性の高いガソリン等の燃料の取扱いについて十分注意しましょう。

《ガソリンの特性》
・ ガソリンは、非常に引火点が低く、静電気のような小さな火源でも爆発的に燃焼する物質です。
・ ガソリンの蒸気は空気より重いので滞留しやすく思わぬ離れた所の火種によって引火する危険性があります。

《ガソリンの取扱い方法》
・ ガソリンを取扱う場合は必要な消火準備を行いましょう。
・ ガソリンを取扱っている周辺で火気や火花を生じる機械器具等を用いないようにしましょう。
・ ガソリン使用機器の安全上の留意事項を厳守し、特にエンジン稼動中の給油は絶対に行わないようにしましょう。

《ガソリンの貯蔵方法》
・ 容器は消防法令に適合した金属製容器を使用しましょう。
・ 容器は密栓するとともに、ガソリンの貯蔵や取扱いを行う場所は火気や高温部から離れた直射日光の当たらない通風、換気の良い場所とすることが必要です。
・ 夏期においてはガソリン温度が上がってガソリン蒸気圧が高くなる可能性があることに留意しましょう。
・ 容器を開ける時などは、開口前の圧力調整弁の操作の他、こぼれ・あふれ等がないよう細心の注意を払いましょう。

総務省消防庁のホームページでガソリン等の火災実験映像もありますので、ご参照ください。