火を消す方法を知っていますか?
水で消す、火を覆う等々、火がどうすれば消えるかは知っていると思います。しかし、なぜ火が消えるのかを考えたことがありますか。
「燃える」とはどういうことなのでしょうか。
物が燃えるには「燃える物」と「酸素」が必要になります。「燃える物」の温度が高くなっていくと、「酸素」が「燃える物」に結合します。
この時に強い光と熱が発せられるのですが、これが皆さんのよく知る「火」や「炎」と呼ばれるものです。
それでは、この現象を止めるにはどうしたら良いのかというと、「燃える物」の温度が高くなるのですから、これを冷やしてやればその現象は収まります。これが皆さんの良く知る「水」での消火方法になります。
次に結びつくはずの酸素がなければ、その反応が起きないのですから、燃える物の周囲の酸素を遮断してやればその反応が収まります。これは一般によく普及している粉末消火器での消火方法になります。
ところで、皆さんはこの消火器をよく目にすると思います。職場で、学校で、家で。広範囲に普及しているこの消火器を皆さんは実際の火事の時に使えるという自信はありますか。
人間は慌てると、あまり多くのことは出来ません。知っているだけなのと、実際にやってみたのではその時の行動に雲泥の差が現れます。
実際にやってみることはなかなかできませんが、東消防署3階の防災センターに消火器の訓練を行える施設があります。自身と大切な人たちを守るためにも是非ご利用ください。
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