消防署の仕事といえば、火災が発生した時には火を消し、急病人が発生した時には救急車で医療機関まで搬送し、交通事故が発生した時にはレスキュー隊が助け出すというイメージを強く持たれていませんか? もちろん、これらの活動は市民の方々の生命・身体・財産を守るための大切な仕事です。しかし、消防署の仕事はこれだけではありません。 他にも業務はたくさんありますが、その一つに一般の家庭や事業所等への防火査察があります。ガスコンロやストーブ等、火気の使用状況、電気設備に不良箇所はないか、消火器が規定どおりに設置されているか、自動火災報知設備等の消防用設備が正常に作動するか、灯油やオイルなどの危険物がしっかりと管理されているかなど、火災の危険性が無いかどうか検査しています。
火災が発生する前に、その原因となるものを摘み取ってしまう、それは火災・救急・救助などの現場活動の業務と同じく大切な業務です。火災が発生した時だけではなく、発生していない時でも火災を未然に防ぐため、私たちは活動しています。
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