消防士は、災害が発生すれば消防車両に乗り込み、災害現場へ出動します。消防車両は災害現場に到着するまでの間、サイレンを鳴らし、赤色の警光灯を付けて緊急走行をしています。
消防署は、8時30分から仕事が始まり、最初に行うことは全ての消防車両の点検です。不備があった場合は緊急走行をすることが出来ないのでしっかりと確認しています。この点検は、夜と翌朝にも行っています。
消防車両の点検では、方向指示器(ウインカー)、前照灯(ヘッドライト)、霧灯(フォグランプ)、路肩灯(ショルダーライト)、尾灯(テールランプ)、制御灯(ブレーキランプ)、赤色警光灯の点灯と警笛(クラクション)、サイレンを鳴らして確認します。
車両の点検とあわせて、消防車は火災現場で放水活動するために必要なポンプの作動試験等を行い、救急車は機器や器材の作動確認、現場で使用する物品の数を確認し、不足していれば補充を行います。
使用する車両・資器材の点検を行うことはとても大事です。準備8割(成功するかどうかの80%は準備で決まる)という言葉がありますが、消防士はいつ起こるか分からない災害に備えて万全の準備を行っています。
最後に、消防車両は毎日のように緊急走行をしています。緊急走行中の消防車両に気付いた時には、進路をゆずっていただきますようご理解とご協力をお願いします。
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