舞鶴市消防本部では、多様化する災害現場に対応し有効な活動ができるよう各隊員のスキルアップ・各隊の連携強化を図ることを目的として年間を通じて様々な訓練を行っています。
4月には一般木造建物火災について紹介しましたが、ご存知のとおり建物火災といっても工場、スーパー、共同住宅や雑居ビルなど様々な用途や構造の建物が存在しています。
今回は、6月と7月を強化月間として耐火構造の建物火災、いわゆる雑居ビル火災を想定した消火訓練を実施しました。
この訓練では、出火室以外の各室の水による損害を最小限に抑えること、階段の踊り場など限られた活動スペースに適した消火ホースの使用方法、気密性が高く燃えにくい構造により出火室が高温となりやすいためFLIR(フリア)と呼ばれる温度測定器具を使用し、室内温度を測定しながら効果的なミスト放水を行うなど耐火構造の建物の特性に着目して実施しました。
これからも多種多様な災害現場に対応できるよう訓練を重ね、市民の期待に応えられる活動を目指します。
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