市民の生命・身体・財産を守ることを任務とする消防機関は、法律に基づき、原則として市町村単位で運営されています。
日々の業務で消火、救助、救急活動等を実施しており、地域住民の「安全・安心」を守っています。
しかしながら、大規模災害や特殊な災害が発生した時、被災地の消防機関だけでは対処できないことも想定されます。
そんな時・・・被災地の要請を受け、全国の消防機関から応援部隊が駆け付けます。この応援部隊こそが「緊急消防援助隊」なのです。
「緊急消防援助隊」は、平成7年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」を教訓に国内で発生した地震等の大規模災害や特殊な災害が発生し、地元の消防機関だけでは対応できない場合、消防活動をより効果的に行うために、同年6月に創設されました。
平成23年3月11日に東北・関東地方で大規模な地震が発生しました。この地震で緊急消防援助隊が要請され、全国の消防機関が被災地に集結しました。舞鶴消防からも被災地に応援部隊を派遣し、全力を挙げて活動を実施しております。
我々消防機関は、地域住民の「安全・安心」を守るだけでなく、「緊急消防援助隊」として被災地へ出向き、地域を越えた消火、救助、救急活動等を実施しています。
また、一部には、世界での災害に対応するために「国際緊急援助隊(JDR)」を担う部隊もあります。
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