消防の任務は、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、水火災又は地震等の災害を防除し、及びこれらの災害による被害を軽減するほか、災害等による傷病者の搬送を適切に行うこととされています。
その任務を適切に遂行するために欠かせない【訓練】について紹介します。
訓練の種類は、消防訓練、救助訓練、救急訓練、水防訓練として定めています。
その実施の区分として、活動の基礎となる体力の練成、動作及び資機材の操作の習熟等を行う【個別訓練】、部隊活動の基礎と活動隊の団結力、規律、士気及び協同動作を向上させるための【小隊訓練】、部隊活動の円滑適正を図るための【総合訓練】があります。
また、実施の方法として、あらかじめ定められた操作要領に基づく【基本訓練】、火災等を想定し、消火活動や救助・救急活動について概要を示して行う【随意訓練】として定めています。
各部隊は、訓練を計画的に行い、また、消防団や事業所等との合同訓練を行うなど、常に各種災害に備えています。 |