甚大な被害をもたらす台風、今回はその台風の話をしたいと思います。
気象庁では、熱帯で発生する低気圧のうち、北西太平洋(赤道より北で東経180度よりも西側)または南シナ海に存在し、中心付近の最大風速が17m/s以上(10分間平均)のものを台風と定義しています。
現在、日本では台風が発生した順に台風番号がつけられており「台風第○号」と呼ばれていますが、国際的な名称としては140個の名前を順番に用いています。例えば、先日の台風18号は「Melor」(メーロー)マレーシアの言葉でジャスミン(花)を意味する名がつけられました。日本からは甚大な被害をもたらした台風23号の「蜥蜴」や「鷲」「天秤」「山羊」等星座の名前が引用されています。星座の名前が選ばれた理由は大気現象である台風とイメージ的に繋がる空にあるものという理由等からです。
私達の舞鶴市はその大部分が山林に占められており、山から平地を経て海岸線へ至るまでの距離が非常に短いため、雨が降ると河川の氾濫を招きやすく、山崩れ・崖崩れ等の被害が起きやすい地形状況にあります。
舞鶴市はこれらの地形状況を鑑みて避難の指針として由良川及び東西市街地の洪水ハザードマップを作成しました。
洪水ハザードマップは平成16年台風23号時の府下最大雨量(385mm)を想定し、由良川洪水ハザードマップは昭和28年台風13号や平成16年台風23号の洪水で由良川が氾濫した実績を基に作成し、東西市街地市内15の京都府管理河川の浸水状況を想定してそれぞれ作成されていますが雨の降り方によっては浸水の範囲以外で浸水したり深さが変わったりしますので十分注意しましょう。
また平成20年3月の京都府による土砂災害警戒区域等の指定に伴い上漆原地区・長谷地区・下漆原地区及び下見谷地区の警戒避難体制を整備するため土砂災害ハザードマップを作成しました。
これらのハザードマップについては舞鶴市のHPよりダウンロードすることができます。
消防署は台風に伴う災害に備え舞鶴市水防計画に基づく訓練の実施や日常から救助舟の組立操作訓練・水防工法訓練等を行なっております。
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