今回は、救急資器材のひとつ「メインストレッチャー」をご紹介します。
メインストレッチャーとは、救急現場で最も使用頻度の高い担架のことで、救急隊にとってなくてはならない資器材のひとつです。
コンパクトに作られているので、自分で歩くことができない傷病者の方までたどり着くのに救急車では通れない狭い路地や建物の中などでもスイスイ通ることができ、車輪がついているため安全かつスムーズに搬送することができます。
それだけではありません。各レバー等を操作することにより担架を傷病者の方の症状にあわせた体位に変えることができるのです。座った状態(座位)や脚を高い位置にした状態(ショック体位)、又担架部分を架台から外して車椅子のように座った状態で搬送することもできます。
これらの優れた機能も使う人間が使いこなせなければ意味がありません。救急隊はいつでも使いこなせるよう日々訓練に励んでいます。
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