今回は春から秋にかけて活動が活発になり多くの被害を出しているマダ二について紹介し ます。
<マダニの特徴>
・一般的に家の中に住むダニ(イエダニ等の微小ダニ)とは違い、硬い表皮に覆われ、吸血前で3~4mm、吸血後はその3~4倍の大きさになる。
・主な生息地は民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道、鹿や猪等野生動物が出没する環境に多く生息している。
<マダニに咬まれないための予防>
・夏は暑く薄着になりがちですが、なるべく肌の露出を控える(長袖、長ズボン等)
・虫除けスプレーの使用。
・屋外での作業後、上着や作業着を家の中に持ち込まない。
・シャワーや入浴でダニがついていないかを確認する。
<もしマダニに咬まれたら>
・咬まれると感染症(「日本紅斑熱」「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」等)を引き起こす可能性があり、場合によっては命を落とすこともある。
・無理に引き剥がすとマダニの一部が皮膚内に残って炎症や化膿の原因となる恐れがあるため除去は医療機関で行う。
・咬まれてもすぐに症状が出る訳ではなく、潜伏期間を経て発熱や消化器症状(腹痛、嘔吐、下痢等)等を発症するため、数週間は体調の変化に注意しましょう。
※マダニに咬まれても痛み等はほとんどなく、血を吸って大きくなった姿を見てようやく認識するケースも少なくはない。
夏本番の気候となり、海水浴、川遊びやキャンプなどが楽しい季節になりました。しかし楽しい反面、様々な場所に危険は潜んでいるので細心の注意を払いましょう。 |
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