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外傷プロトコール訓練実施!!

 重症外傷救急傷病者に対する救急処置訓練を実施しました。
 外傷救急は、交通事故・高所からの墜落や転落事故等さまざまな事故により、大きなエネルギーが傷病者の身体に働いた時に、重症となる可能性があります。
 重症外傷においては、最初の1時間の処置内容が生死を分けると言われ、この1時間はゴールデン・アワーと言われています。いかに全身状態を良好に保ちながら、速やかに決定的治療のできる病院へ搬送するかが重要となります。
 そのためには、生命にかかわることだけを観察・評価し、生命にかかわる処置だけを実施することが重要であると言われています。
 市民の皆さんの中には救急現場に居合わせた時、傷病者を救急車に収容するまで時間を要したり、救急車が現場からなかなか出発しなかった時があると思われた方が居られると思いますが、時には下の写真のような内容の必要な処置を行っています。
 傷病者を救命するため、多種多様な救急現場で的確な観察・評価・処置が迅速に行えるよう、またそのためには救急隊員3名の連携や消防隊・救助隊との連携がスムーズに行えるよう、日々の訓練に励んでいます。


酸素投与及び頚椎固定 止血処置
 大きなエネルギーを傷病者が受けた事故では、ショック状態等を考慮して酸素投与や頚椎損傷を考慮して頚椎固定を実施します。
 継続する出血には、止血処置を実施
します。


外傷の有無の確認 背部の確認
 頭の先から手足の先まで生命に危険のある外傷の有無を確認し、処置が必要な場合は実施します。
 背部にも外傷や出血がないかを確認
し、バックボードというオレンジ色の板
に傷病者を乗せ搬送します。

バックボード固定 固定した状態
 傷病者の身体を一本の丸太のようにして、バックボードに乗せ固定します。
 頚椎固定器具・バックボード・頭部固定器具により、傷病者の身体が動くことのないように固定した状態です。
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