建物火災の発生により、建物内に逃げ遅れた要救助者を救出する人命救助訓練を実施しました。今回は、建物内に濃い煙が充満している中での活動を想定し、隊員が装着する空気呼吸器のマスクの視界部分を紙で覆い、周囲が見えない状況をつくり訓練を行いました。
周囲の状況が分からない中で、要救助者を検索し屋外に救出するためには、各隊員の体力に加え、隊員同士の連携が大切となります。普段、視界不良の状態で行動することはほとんどありません。そのため、このような訓練を通して、過酷な状況の中でも活動できる体力や精神力を身に付けると共に、隊員の連携能力を高め、確実な救助活動を目指しています。
火災現場では、人命救助が最優先となります。素早く要救助者のもとへ行き、安全な救出活動ができるよう、今後も訓練に励みます。
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