暑熱順化訓練とは、暑い環境で体を動かし、暑さに強い体をつくる訓練のことです。消防士は火災が発生すれば、真夏であっても防火衣、防火帽等を着装し活動します。そのため、熱中症対策として、夏前の気温がそれほど高くない時期から、暑熱順化訓練を実施しています。
訓練内容は、実際の火災現場で活動する時と同様の装備(靴のみ運動靴を使用)をして、訓練指導者による安全管理のもと、決められたペースで30分間のランニングをするというものです。走り始めて数分後には、熱がこもり非常に暑い状態となり、走り終えた後には、体温が39度以上まで上昇した隊員もいました。このように敢えて暑い環境をつくり訓練をすることによって、暑さに負けない体づくりをしています。
また、災害現場では適宜水分補給をする等、隊員の熱中症対策や体調管理には十分留意しています。9月も残暑が続きますが、暑さに負けず最適な活動ができるよう、今後も訓練に励みます。
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