近年は、自動車の安全性能の向上とともに、交通事故による救助事故件数は減少傾向となっていますが、それでも、ニュースに取り上げられるような重大な事故がたびたび発生しています。
このような交通事故に対応するため、車両に関する知識を深めるとともに救助技術の向上につなげるため、廃車車両を使用した訓練を行いました。
救助活動は、事故車両が衝撃により変形し、ドアが開かなかったり、要救助者の身体が挟まれたりしているなどの状況の中、速やかに救出しなければなりません。また、燃料漏れによる火災や車両の転倒などが発生しないか、二次災害の防止に注意しながら救出方法を決定し、隊員間で情報を共有しながら活動を行います。
今回は、各種の救助資機材を使用して救出スペースの作成、フロントガラスやリアハッチの解放などを、廃車車両を使用することにより実践的な訓練を行うことができました。
みなさん、常に安全運転を心掛け、交通事故を起こさないようお願いします。 |
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二次災害防止のための
バッテリープラグの取外し |
油圧救助資機材を使用して
救出スペースを作成 |
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油圧救助資機材を使用してリアハッチを開放 |
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