平成30年5月12日(土)に福知山市猪崎地先 由良川右岸 猪崎河川敷運動広場(音無瀬橋下流)(福知山会場)において、由良川水系総合水防演習が実施されました。
この演習には、舞鶴市だけではなく、由良川流域に関係する多くの防災関係機関が集結し、「大型で強い勢力を保ったまま接近した台風は、総降雨量500ミリを超える大雨をもたらし、由良川水位の急激な上昇による氾濫が生じ、福知山市街地で家屋の倒壊、水没、浸水などの大規模な災害が発生した。」との想定のもと、各関係機関が連携し様々な演習が行われました。
本市救助隊は、土砂災害により下層階が埋没したビルの屋上に要救助者が取り残されたとの想定のもと、福知山市救助隊と協力して、屋上と地上の間にロープを張る「斜めブリッジ救出」という方法により要救助者を救出しました。
また、舞鶴市の旧岡田上小学校及び由良川流域を中心とした加佐地区一体(舞鶴会場)では、避難勧告の発表を行い、避難訓練・避難所受け入れ訓練を実施するとともに、避難している情報を福知山会場へライブ映像による配信等も行いました。
他にも、海上自衛隊ヘリによる救急搬送訓練及び国土交通省福知山河川国道事務所による排水ポンプ車稼動訓練を実施するなど関係機関との連携を図るとともに、ドローンを使用し映像伝送等を行うなど、最大規模の洪水に備えた訓練を実施しました。
本市においても、平成29年10月に襲来しました台風21号は、記録的な大雨をもたらし、広範囲な河川の増水や土砂崩れが発生し「激甚災害」に指定されましたことは記憶に新しいところです。
いつ、どこで、どのような災害が発生しても対応できるよう、今後も引き続き訓練を重ね、知識・技術の向上に努めていきます。
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会場の様子 |
三連梯子で埋没ビル屋上に向け登梯 |
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屋上での活動の様子 |
要救助者をワイヤーバスケットストレッチャーに乗せ地上へ降下 |
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