消火栓とは、火災時に消防車が上水道より水を取り入れるための大切な設備ですが、この消火栓が始めて設置されたのは、100年以上前明治20年横浜でのことです。横浜は日本で最初に水道が普及した街で、その後数々の変遷を経て、現在の「消火栓」が存在します。
私たちの街「舞鶴」では明治34年、海軍鎮守府の設置に伴い軍施設への給水を目的として敷設された上水道に初めて消火栓が設置されました。
現在、地上式消火栓及び地下式消火栓があり、地下式消火栓で広く普及しているのは差込式の消火栓「差込式」ですが、当時の消火栓は「ネジ式」という、旧海軍が使用していたねじ込み式の消火栓でした。舞鶴市内には3基の「中島式消火栓」が現役消防水利として残っています。
有事の際、「消火栓」がすぐに使用できるように、消火栓の上や周囲に車を駐車しないようにして下さい。
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