文化財を火災等から守り国民的財産として永久に保存するため、市民の文化財愛護意識の高揚を図るとともに、文化財所有施設等における火災危険の排除と防火対策の確立及び消火訓練を習熟することを目的として、1月26日の文化財防火デーの前日、舞鶴市字引土72番地の円隆寺で消防訓練を実施しました。
訓練当日の天候は快晴であるものの、氷点下の気温により凍てつく厳しいコンディションでの訓練となりましたが、9時30分の訓練火災発生後、住職夫人による119番通報及び関係者への伝達訓練、自治会員、檀家による初期消火訓練及び文化財搬出訓練、消防職・団員による放水訓練、住職による放水銃からの放水訓練、さらには西少年消防クラブ員による放水訓練など、寒さを吹き飛ばすくらい士気旺盛で素晴らしい訓練でした。
また、西少年消防クラブ員は訓練終了後の境内で、住職から文化財及びお寺の歴史についてのお話を聞き、池に張った氷が融けはじめる頃にはクラブ員らの「火災から みんなで守ろう 文化財」のかわいい声が響いていました。
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