毎年、気温が上がり始める6月の第2週に全国的に危険物安全週間を実施しています。危険物とは、火災発生の危険性が大きい等の物品を消防法により定めており、家庭でも身近なものでは、ガソリン・軽油・灯油が挙げられます。今年も危険物の危険性を市民の皆様に知っていただくためにさまざまな啓発活動や危険物に関する訓練を行いました。
今回は、普通乗用車がガソリンスタンド内で事故を起こし、計量機から漏れ出した燃料に引火し車両火災及び負傷者が1名発生したという想定で事業所との連携訓練を行いました。
事故車両からの火災発生を想定し、事業所職員による消火器での初期消火及び流出した危険物の除去を実施するとともに、救急隊による負傷者の救急車への収容、消防隊による泡を用いた放水訓練を行いました。
ガソリン・軽油・灯油等の危険物は性質上、水での消火が難しいため写真のような泡を用いて消火を行い、油の表面を泡で覆うことで酸素を遮断し窒息させることで素早く消火することが出来ます。
危険物は、その性質上火災が発生し措置を誤れば、拡大し消火が困難になります。
今後とも市民の皆様には、危険物の適切な管理及び取扱いをしていただき、危険物について正しい知識を持って、火災予防に努めていただくよう、よろしくお願いします。
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初期消火開始
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負傷者の搬送活動 |
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負傷者を救急車内に収容 |
この泡で油から酸素を遮断し消火します。 |
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訓練終了! |
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