東消防署では、7月から若手消防機関員を中心に運転技能等の向上をめざし経験豊富なベテラン職員の指導の下、訓練に取り組んできました。
消防機関員とは消防車両の運転及び消防ポンプ操作を担当する職員のことをいいます。消防機関員には、隊員を安全・迅速に災害現場へ送り届けるための基本運転技術はもちろんのこと、現場の状況に応じた車両の停車、方向転換技術等が求められます。また、火災現場では火勢や水利状況に応じた消防ポンプ操作、救急現場では傷病者の身体に負担をかけず病院まで搬送する運転技術が必要とされます。
去る11月9日には運転技能等の披露会が開催され、若手消防機関員等がこれまで取り組んできた訓練の成果を披露しました。経験豊富な職員の大量退職を迎え、知識や技術の伝承の必要性が叫ばれる中、消防機関員における知識や技術の伝承は消防にとって最も重要な課題の一つといえます。今回の訓練で身に付けた知識や技術を無駄にせず、災害現場において力を発揮できるよう、これからも職員一丸となり訓練に取り組んでいきます。
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